2010/09/04

みどりのゆび






彼女がお小遣いを貯めて始めて買った本なのだそうだ。
「汚れているけれど我慢して下さい。」というメモが一緒に同封されていた。

物語に惹き込まれて読み進むうちには、確かにシミがあったり汚れているがむしろその事が、私を感動させる。

現在は主人公のチトと同じ様に「みどりのゆび」を持ち、植物の仕事に就いている彼女に、この本はいったいどの位頁をめくってもらったのだろう。